【姫路市】大事に使いたい、 本物の道具がきっと見つかる。 姫路市忍町の荒物屋 「蒲田商店」 にお邪魔しました。
兵庫県姫路市忍町。この場所は夜に歩くと飲食店が点在し、それぞれのお店から聞こえる笑い声に活気を感じます。逆に日中は、朝早くから昔ながらの八百屋や乾物屋が静かに立ち並ぶノスタルジックな雰囲気です。この通りは、一日を通して全く違う顔を見せる不思議な場所です。そしてその並びに、11:00〜16:30頃までオープンしている「蒲田商店」という荒物屋があります。
外観は奥に長く、当時を生かした建物です。入口が少し奥まっているのですが、外側から見る大きなガラス扉の向こうには、たわしや鍋など生活で使う道具が整然と陳列されているのが見えました。
アイアンの錆を活かした看板には、控えめに「蒲田商店」と書かれています。
店内に入ると、にこやかな女性店主がいらっしゃいました。こちらを長年されていた方から事業継承という形でお店を譲り受けられ、当時の面影を残しながら、とてもすっきりとした空間が作られていました。
奥に長いお店ですが中央の通路が広く、商品をしっかり手に取って見られるようなお店作りをされていました。
鉄のフライパン、土鍋、まな板、せいろ、鍋敷き、ほうき、たわしなど。手を入れながら長く使う、使うたびに喜びを感じられそうな道具が陳列されています。
筆者も前々から気になっていた、軽めの鉄のフライパンや竹のすりおろし器など、心奪われる商品が無数にあり魅入ってしまいます。
二階にも商品がありますよ。とのことで、靴を脱いで壁の質感や木の温もりを感じながら階段を上がりました。
上がった先には、ふかふかの青い絨毯が敷き詰められた明るい空間がありました。こちらはギャラリーとして使うこともあるそうです。
器やグラス、キャンドルなどが商品としてだけではなく、ディスプレイ全てが一体となって、アートの展示会に来たような雰囲気です。
この日はポカポカ陽気で居心地が良く、商品を一つ一つ手に取って見ていると、ついつい長居をしてしまいました。
店主は商品の知識が深く、作り手の思いを熟知していらっしゃるようで、お話に引き込まれました。特徴や使い方、手入れの仕方を伺いながら思ったことは、愛着を持って道具を使いたいということ。こちらでは本物の道具に出会えます。
詳しいお店の情報は公式Instagramへ
「蒲田商店」はこちら↓