【姫路市】市内から約60分。 坊勢島に浮かぶ 「海上レストラン」で、採れたての新鮮な魚介を思い存分堪能する、日帰り旅行。
瀬戸内海の東、姫路から南西約18kmの播磨灘に位置する家島諸島の1つ、「坊勢(ぼうぜ)島」に、「海上レストラン」があると聞き、「天晴(あっぱれ)水産 坊勢店」を訪ねてみました。
姫路駅から「バス」「船」の交通手段を使って、約60分ほどで坊勢漁港に到着しました。坊勢漁業共同組合にほど近い場所にある「天晴水産 坊勢店」。こちらの、台船(だいせん)と呼ばれる長方形の形をした運搬用船の2階に、そのレストランがあります。
手前の建物で、お刺身や煮付け、フライなどを販売しているコーナーがあり、選んだ料理を、お皿に盛り付けて下さいますので、レストランで食べることができます。地元の方もお惣菜を買いに来られていました。また、台船1階には、採れたての新鮮な魚介が生簀に泳いでいます。そちらで好きなものを選ぶこともできます。この日は、グレを捌いてお刺身にしてもらいました。
また、坊勢の牡蠣もありましたので、好きな数を伝えればボイルしていただけます。では、2階の海上レストランへ。木の階段を一歩ずつ上ると空がどんどん近くなります。
上がり切った先に広がるのは、地中海に浮かぶクルーザーのデッキような空間。カウンター席もあり、海を目前にしながら贅沢な時間が味わえます。
また、テーブル席もたくさん用意されていますので、仲間たちと数名で食事をしても楽しめますね。まずは、捌きたてのグレ(メジナ)のお刺身。季節的に、冬場の方が脂乗りが良く、美味しくなるそうです。普段は、煮付けしか食べたことがないお魚でした。
見た目は鯛に似ていて、淡白な味かと思いましたが、皮目がシャクシャクとした程よい噛み応えがあるのに対し、身の方に向かうと甘みがあり、とろける様な味わいです。捌きたては、やはり鮮度が違いますね。
また、坊勢牡蠣のボイルも身がしっかりして、ミルキーな味わいです。貝のスープまで旨味ぎっしりです。
“ぼうぜ鯖” のお刺身もいただきました。“ぼうぜ鯖” は、播磨灘に回遊する真鯖を坊勢島の、まき網漁船が魚獲し、本来ならそのままま天然ものとして販売できるものを更に美味しくするために養殖したもの。言葉が要らないほどの美味しさです。
横から見た「海上レストラン」です。同じ姫路市内だとは思えない、非日常がここにはあります。
場所は、港に到着して11分ほど歩くか、コミニティーバスをご利用下さい。お時間を頂きました、鮮魚部の桂様、ありがとうございました。
「来店前に、できるだけご連絡を下さい。」と仰っていました。
海上レストランがある「天晴水産 坊勢店」はこちら↓